帰ってきた「苺ましまろ」でショー in ヤマギワソフト&石丸電気

nabatame2001-01-02


出演:生天目仁美能登麻美子千葉紗子


  • ヤマギワソフトは、千葉さんと、司会の中山さんが主に話していて、二人は、相槌を打つか、いちゃついてるか、どっちかだった印象ですね。あと、みんなで寄ってたかって中山さんがMキャラということにしてました。作品関係の話は、だいたい以下の感じ。

――「苺ましまろ」では、一昨年も、この三人でやりましたね。(当時の「animate.tv」記事
能登:そうそう。
生天目:よく憶えてるね。
千葉:さっき、ナバに聞いたら、先々週のイヴェントで何を話をしたのかも憶えていないって(笑)
生天目:あれ、先週だったっけ?
――それも憶えていない(笑) 前にやったときが「『苺ましまろ』でショー」というタイトルで、今回、パクらせてもらいました。

――先週、お二人にはオーディションの話をうかがったんです。
千葉:ああ、わたし、ちょうど「tiaraway」のイヴェントがあったんですよ。電車の中で原作を読んで、となりのゆーかさん、あ、南里侑香なんですけど、読み終わって「これって、どうアニメになるの?」って話しかけた(笑) 次の日がオーディションで。他の役で受けたんですよ。そうしたら、千佳もやってくださいって。まったく何も考えないまま演ったのが良かったのかな。
――最初は、折笠さんの美羽がぶっちぎりで決まったんですよ。ああいう演技をした人が、他にいなくって。次が、伸恵で。アナと茉莉は、川澄さんと能登さんで役を換えてもらって。
千葉:最初にキャスト表を見て、「逆じゃない?」って思った。
――千佳が、最後まで迷って。結局、伸恵とのバランスを考えて、千葉さんにお願いすることにしました。
千葉:それって、ふるいにかけられて、ひっかかってったってことですか?
――いえいえ、良い意味でですよ。
生天目:「良い意味で」って、ぜんぜん良い意味じゃないですよね(会場笑)
千葉:いちばん最初にドラマCDを録ったんですよ。大変だった。
苺ましまろ DRAMA CD Volume1
――大人の事情で、かけあいができませんでしたね。(折笠さんが別録りだったらしい)
千葉:千佳と美羽が二人きりのを、いちばん最初に「録ります」って。

――アフレコは、実は3巻ぜんぶ終わったんですが。いまさら改まって話を訊くのもね。「伸恵」ってどう思いますか、とか。
生天目:そうですねえ。
――冒頭のシーンが好きなんですよ。色っぽくて。
生天目:え? 背中を掻いているとことか?
――あれ? 会場にも聞いてみようと思ったんだけど、怖くなった(笑) そういうフェチなのかな?



――音楽は、発注するときも、あまり邪魔にならないようにって、注文しました(会場笑) 使用曲リストがあるんですが、ある回は4曲しかなかった。アイキャッチで2曲だから、本編は2曲ですよ。さすがにこれはどうだろうって、もう1曲お願いした。
生天目:それでも、1曲なんですね(笑)
――「これが私のご主人様」という作品をやっていたんですが、そっちは多くて、20曲くらい使ってるんですよ。比べて「どっちが普通なんだろう?」
千葉:サントラが作りづらいですよね。後半はSEばっかりとか。
苺ましまろ オリジナルサウンドトラック
――痛いところを(笑) SEを入れるわけにはいかないので。

  • 第1巻と第2巻のダイジェストの上映。

生天目:(椅子が左右に二脚づつ用意されていて)あ、麻美子と離れ離れ。
千葉:もう! 代わって上げるから(走って交代する)
生天目:(椅子を動かす)
千葉:そこ、近いよ(笑)
 
OVA第1巻のコメンタリーで千葉さんも言ってますが、みなさん、画面に見入ってしまって、押し黙っちゃうんですよね。一昨年のときもそうだったなあ。次の石丸電気のときも、中山氏が、あれこれ話題を振ってはみたのですが、3人ともマイクを置いてしまって、これで貴重な時間の1/3くらい費やしてしまうのは切ない。いや、やたらウケまくってる千葉さんを観ているのは楽しかったですけど)



千葉:スクリーンの前で舞台挨拶したいよね。
二人:した〜い。
千葉:2時間とは言わないけれど、90分くらいで。ぶっちゃけ、どれくらいDVDが売れると劇場版ができるんですか?
――うーん、ぶっちゃけますと、DVDは売れてます。ふつう、TVシリーズの続きの場合、最終巻より下がるものなんですが、「ましまろ」は越えまして。社の上の方からも「どうだ、売れてるみたいじゃないか」みたいに言われてます。
千葉:新しいTVシリーズと、劇場版では、どっちが実現しますかね。
――それぞれ、別の高いハードルがありますねえ。
千葉:最近、タイアップで実写化とか流行ってるじゃないですか。
地獄少女 DVD-BOX
能登:うんうん(笑) みんなで可愛い子をオーディションしようか。
――「ちびまる子ちゃん」より大変じゃないですか?
千葉:でも、「まる子」とか「ゲゲゲの鬼太郎」みたいに、メイクしなくても普通で行けるじゃないですか。可愛いお洋服を着て、ファッションショーとかするの。
能登:タイアップだね。お金とか出してもらえそう。
生天目:ちょっと、麻美子! 麻美子はそんなこと考えなくて言いの! 麻美子は夢の中の存在でいて(会場笑)
能登:う、うん(笑)
――最初のときと、並び方が変わりましたが。能登さんを中心にしたんですよ。取り合いにならないように。
千葉:もう、マミはみんなのマミでいて。
能登:うん、わかった。よくわからないけど(笑)
(抽選会 プレゼント用のポスターを見て)
千葉:千佳がこんなにフィーチャーされてるのって、なんだかくすぐったい。
――OVAは、千佳の目線なんですよ。TVの方は、わりと伸恵メインだったんですが。

  • 石丸電気は、だいぶ調子も上がってきたのか、話が弾みました。

生天目:今日は、こんなに良い天気なのに、わざわざ来てくださってありがとうございます。
千葉:さっき、このまま、どっかに行っちゃいたいって言ってたね(笑)
――「晴れ女」なんですか?
千葉(苦笑) やっぱり、この組み合わせがいいのかな?



――言い方とか、どんな風に作っていくんですか。
能登:私は、「茉莉ちゃん」で軌道修正しますね。こんな感じかなって。
千葉:わたしも「みっちゃん!」って言う台詞で。「千佳、ここかな?」って。
生天目:お姉ちゃんは、演じる前にとりあえず麻美子を見て(会場笑)
 能登:え、わたし?
生天目:ああ、こういう気持ちだなって。
――ここは気をつけているという点は?
生天目:う〜ん
――あんまり愛ですぎないとか?
生天目:前は、ずいぶん考えたんですよ。でも、伸恵は作らないようになってきた。だんだん月日がたつと溶け込んでいくものだなあ(笑)
千佳が、美羽のボケに対して(噴き出して)顔を伏せることがあるんですけど、そういうときはできるだけこうやって(顔に)手をやるんだけど、タイミングが難しくて。左手に台本、右手にペンを持ってると、ペンで顔を刺しそうになる(笑)
能登:美羽ちゃんとやりあうとき、やっぱりオリさんが凄いんですよ。それに乗っかっていきたくなるのね。そうなると、あり得ないキーが出ちゃうの。
千葉:(笑)あれがおかしくって。みっちゃんがアナちゃんの物まねをする時、高い声でくるじゃない? それより上に行こうとするから「マミ、どこから声出してるの!?」
――美羽がアナちゃんの物まねをするなんてシーンはないんですよ。折笠さんのアドリブなんです。
千葉:「どこでアナちゃん入れようかなあ」とか言ってるものね。
――千佳はツッコミ役ですね。
千葉:こないだ、冷静にツッコミすぎて「もう少し愛を」って言われました(会場笑)
――普通に喋ってるところよりも、リアクションのリテイクが多かったですね。第1巻の「フンガー」とか。
生天目:いろんなフンガーをやらされて。6回くらい? 
――TVシリーズから1年半ぶりくらいのアフレコでしたが。
能登:逆に、家で一人で読んでるときの方が、「大丈夫かなあ、これ」って思うんですけど、現場に来ちゃうと、自然とね。
生天目:そうだね。

――第1巻で、印象に残ってるシーンはありますか?
生天目:どれが1巻で、どれが2巻だっけ?
(みんなで、いろいろ思い出す)
千葉:わたしね。オリさんと話してて、千佳が美羽に「あっちいけ!」って言うのは「きついよねえ」って話し合ってたら、2巻目では「すっこんでろ!」(会場笑) 今どき、そんなこと言わないよね。
――控え室で、自分じゃない役のどれをやりたいという話が出てましたが。
千葉:う〜ん。
生天目:難しいんだよね、いざ訊かれると。
能登:わたしね、家でビデオをチェックするとき、みんなの台詞もやってみたりするの。
二人:やるやる!
能登:違うなーって。やっぱりみんなの声でインプットされちゃってるから。
生天目:でもわたし、この間カラオケに行ったじゃない。「いちごコンプリート」ひとりで唄ったの。
――(アルバムで)キャラクターソングもいろいろ唄ってもらいましたね。組み合わせを変えて。
苺ましまろ キャラクターソングアルバム
生天目:可愛そうな子扱いしないで下さい。
千葉:(ステージで)「いちごコンプリート」を唄うときに振り付けがあって、「声優グランプリ」さんの表紙の撮影のとき、みんなで練習してたんですよ。ナバが、ひとりニコニコしながら観ていて。なのに、いちばん踊れるようになってたの!
能登:わたし、ナバに教えてもらった(笑)
――ロンドローブのイヴェントでお披露目して。その時は年内発売の予定だったんですが(笑)
千葉:12月になっても、アフレコの話がいっこうに来ないの(笑)
――スタッフが、凄い細かいところにまでこだわりまして。
千葉:わたしたちも気づかないところがありますから。前にみんなで集まってOVAを観てて。「え〜こんなところが!」ってね。
――ポスターが、能登さんと川澄さんだったり。
Scoop!(初回限定盤)(DVD付)

能登:あれ、私たちかな? って思ったんですけど。
――スタッフに確かめたら「そうです」って。


――OVAは、一応3巻で終わりですが。
千葉:まだまだ続けていきましょうよ。年齢は変わらないまま、歳を取るのはうちらだけで。
能登:うんうん(笑)
――「また帰ってきた『苺ましまろ』ショー」ができるように。「あぶない刑事」みたいですが(会場笑)
千葉:「またまた苺ましまろ」(笑)

――最後に、挨拶をお願いします。
千葉:続くと信じていますので。また声がかかるのを待ってます。関係ないんですけど、いま映像を観て気づいたんですが、中山さんって、まつりちゃんに似てますね。
――(笑)
千葉:わたし、茉莉ちゃんにホクロがあるって気づかなかったんですよ。
生天目:あ〜。
千葉:大きな画面で見て、ああ可愛いなあって思ってたら、中山さんも同じところに。色白だし。メガネだし。
――いじめられ体質です(笑)
千葉:さっき、メロンソーダ飲んでましたから。可愛いでしょ?
能登:……似合いますよね(会場笑)
生天目:上の方の泡を吸ってるところとかね(笑)
二人:そうそう!
――今日はなんだか、アイデンティティが侵されていく(会場笑)
能登:頭がなんだか、中山さんでいっぱいで(笑) 「終わり」って思いたくなくって、ずっと続いていってほしいなあって思ってます。
――それでは生天目さん、バシっと決めて下さい。
生天目:なによ。
――期待とプレッシャーを。
生天目:いらないよ(笑) 今日は、こんな良い天気なのに、ずっと座らせちゃってごめんなさい。劇場版でお会いしましょう(会場笑)
千葉:ナバの願いって、実現することが多いんだよね。
能登:だんだん、その気になってくるよね。
――1年半くらいかかりますからね。「灼眼のシャナ」とか大変なんですよ。
千葉:来年のロンドローブで発表しましょう。
――まだ、今年のも終わってないんですが。来年の話なんて、胃がキリキリしてきます
能登:そういうのが好きなんでしょう?(会場笑)